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国立西洋美術館開館60周年記念

ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代

ル・コルビュジエ  エスプリ・ヌーヴォー館 1925 Musée des Arts Décoratifs, Paris © MAD, Paris

 フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと並び、「近代建築の三大巨匠」のひとりに数えられる、ル・コルビュジエ(本名:シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ)。第一次大戦の終結直後の1918年末パリを拠点に、画家のアメデ・オザンファンと、機械文明の進歩に対応した「構築と総合」の芸術を唱える「ピュリスム(純粋主義)」の運動を開始し、絵画制作に取り組みながら新しい建築の創造を目指した。20年から「ル・コルビュジエ」の名で著述活動を行い、『建築をめざして』(1923)をはじめとする数々の著作と建築作品で、近代建築の第一人者として国際的に注目された。

 「近代建築の5原則」や「モデュロール」など独自の理論によるル・コルビュジエの代表的な建築作品のうち、「ラ・ロシュ=ジャンヌレ邸」(フランス・パリ、1923〜25)、「サヴォワ邸」(フランス・ポワシー、1928〜31)、「国立西洋美術館」(日本・東京、1955〜59)など、7ヶ国の17資産からなる「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献」が、2016年にユネスコ世界文化遺産に登録されている。

 本展は、ル・コルビュジエ設計による国立西洋美術館本館で開催。「ピュリスム(純粋主義)」の運動が推進された時代に焦点を当てながら、ル・コルビュジエと、交流のあったパブロ・ピカソやジョルジュ・ブラックら同時代の作家たちの美術作品約100点、そして建築模型、出版物、映像など多数の資料によって構成される。ル・コルビュジエ自身がつくり出した世界遺産建築の中で、その精神を体感できるまたとない機会だ。