EXHIBITIONS

佐藤翠「Glimmer of night —夜の煌めき—」

2019.02.02 - 03.15

© Midori Sato 協力=小山登美夫ギャラリー

© Midori Sato 協力=小山登美夫ギャラリー

© Midori Sato 協力=小山登美夫ギャラリー

© Midori Sato 協力=小山登美夫ギャラリー

 佐藤翠は1984年愛知県生まれ、2008年名古屋芸術大学絵画科洋画コースを卒業。18年、ポーラ美術振興財団在外研修員として渡仏。作品は、芥川賞受賞作家・中村文則の小説『去年の冬、きみと別れ』(幻冬舎)の装画や、松永大司監督の映画『トイレのピエタ』(2015)の劇中に使われている。また、雑誌『花椿』(資生堂)では、原田マハの短編小説の挿画を担当するなど活動は多岐にわたる。

 本展では、佐藤が1年間のパリ滞在で制作した作品群を公開。街灯の明かりを映すセーヌ川の水面といった、佐藤が心惹かれたパリの夜の煌めきを、美術館や街角のショーウィンドウで出会ったドレスやシューズ、色とりどりの果物などから得た着想と重ねて描いている。

 また、初の試みとなる「フルーツシリーズ」を発表。古典的なモチーフである果物に対して独自の感性で挑み、新たな画風と世界観を見せる。