EXHIBITIONS

国立映画アーカイブ開館記念

生誕100年 映画美術監督 木村威夫

2018.10.16 - 2019.01.27

スクラップブック『新聞社』

シナリオ準備稿ほか 『ツィゴイネルワイゼン』(鈴木清順監督、1980)

野良猫 2001 『ピストルオペラ』(鈴木清順監督、2001)

別れの道 1972 『忍ぶ川』(熊井啓監督、1971)

 2018年に生誕100年を迎えた映画美術の巨匠・木村威夫は、1944年のデビュー以来、60年以上にわたって第一線で活躍。大手映画会社の大作から若手のインディペンデント作品まで、劇場公開された長篇だけでも240本を超える作品に参加し、鈴木清順『ピストルオペラ』、熊井啓『忍ぶ川』、黒木和雄『父と暮せば』など、名監督たちと協働して、数々の傑作誕生に貢献した。

 本展では、木村自らが描いた図面やデザイン画などの貴重な資料を公開。綿密な考証に裏づけられた大胆な発想力、リアリズムと幻想の境界を自由に飛び越える柔軟性を駆使し、美術監督として独自の世界を築き上げた木村の軌跡をたどる。