EXHIBITIONS

〈樹々あそぶ庭々〉

浅見貴子個展「日々の樹-生々を描く庭」/第13回アーティスト・イン・スクール成果発表展「校庭の樹-墨の点々で描こう」

浅見貴子 桜木影向図 2015 撮影=椎木静寧

浅見貴子 脈2002.1 2002 撮影=奥村基

 浅見貴子は1964年埼玉県生まれ、多摩美術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。2018年に「第7回東山魁夷記念 日経日本画大賞」大賞受賞。近年は自宅庭や周辺にある樹木をモチーフに、水墨や和紙を中心とした画材を使い、枝や葉を独特のリズムを持つ点・線で表現した絵画を制作している。

 浅見の描く樹は、生き生きとした樹々を感じる日々のスケッチを点々とたどったもの。本展では、「日々の樹-生々を描く庭」をテーマに、浅見が日常生活のなかで樹木を描きはじめた、初期の作品から新作までを紹介する。

 会期中には、市内小中学校でアーティストが図工・美術の時間に特別な授業を行う、プログラム、アーティスト・イン・スクールの一環として、浅見を講師に川口市立芝樋ノ爪小学校5年生が「校庭の樹」を描く授業に取り組み、児童たちによる成果物も展示される。(11月10日[土]より公開)