EXHIBITIONS
トッド・ジェームス
1980年代後半以降のアメリカにおける、ストリートアートの代表的なアーティストのひとり、トッド・ジェームスの新作個展が開催される。
ジェームスは1969年アメリカ生まれ。10代半ばよりニューヨークのグラフィティシーンの一員として「リアス(REAS)」のタグネームで知られ、「ビースティ・ボーイズ」「イギー・ポップ」「Eminem」ら音楽家とコラボーションするなど、世界中の同世代の若者達に大きな影響を与えてきた。
ジェームスの名声をさらに高めたのは、バリー・マッギー、スティーブン・パワーズとともに、壮大なスケールでグラフィティに溢れるニューヨークの裏路地を再現した2000年の展覧会「ストリート・マーケット」(ダイチ・プロジェクト)でのこと。同展はその後、ヴェネチア・ビエンナーレのアメリカパビリオン、日本でもパルコミュージアムに巡回するなど、世界的なセンセーションを巻き起こした。また、15年にはヴェネチア・ビエンナーレの公認展のひとつ「The Bridges Of Graffiti」に参加するなど、近年その評価はますます高まっている。
本展では、室内を描いた作品を数多く発表。ヨーロッパの美術史に沿った伝統的な「室内画」ではなく、強めの色調で描かれた作品には、マンガのキャラクターやピンナップなどが集約されるように描かれ、多くの、裸の女性の影を垣間見ることができる。そのほかにペインティングや、部屋をテーマにしたライトボックス型の看板が連なる大掛かりなインスタレーション作品も展示される。
ジェームスは1969年アメリカ生まれ。10代半ばよりニューヨークのグラフィティシーンの一員として「リアス(REAS)」のタグネームで知られ、「ビースティ・ボーイズ」「イギー・ポップ」「Eminem」ら音楽家とコラボーションするなど、世界中の同世代の若者達に大きな影響を与えてきた。
ジェームスの名声をさらに高めたのは、バリー・マッギー、スティーブン・パワーズとともに、壮大なスケールでグラフィティに溢れるニューヨークの裏路地を再現した2000年の展覧会「ストリート・マーケット」(ダイチ・プロジェクト)でのこと。同展はその後、ヴェネチア・ビエンナーレのアメリカパビリオン、日本でもパルコミュージアムに巡回するなど、世界的なセンセーションを巻き起こした。また、15年にはヴェネチア・ビエンナーレの公認展のひとつ「The Bridges Of Graffiti」に参加するなど、近年その評価はますます高まっている。
本展では、室内を描いた作品を数多く発表。ヨーロッパの美術史に沿った伝統的な「室内画」ではなく、強めの色調で描かれた作品には、マンガのキャラクターやピンナップなどが集約されるように描かれ、多くの、裸の女性の影を垣間見ることができる。そのほかにペインティングや、部屋をテーマにしたライトボックス型の看板が連なる大掛かりなインスタレーション作品も展示される。