EXHIBITIONS
開館20周年記念-版の美Ⅱ-
原安三郎コレクション 小原古邨展
ー花と鳥のエデンー
茅ヶ崎市美術館が開館20周年を記念し、年間を通じて版画の魅力を伝える展覧会シリーズ「版の美」。2回目では実業家・原安三郎のコレクションより、伝統の様式美と西洋絵画的な躍動感や遠近表現が融合する、情感豊かな花鳥画を手がけた小原古邨の作品を紹介する。
小原古邨(本名=小原又雄)は1877年金沢市生まれ。花鳥画を得意とする日本画家・鈴木華邨に師事。明治末期には版元・大黒屋から花鳥画を刊行し、海外への輸出を念頭に置いた版下絵の制作で高い人気を得る。昭和期には渡邊版画店から祥邨の名で、また酒井好古堂と川口商会の合版では豊邨の制作を続けた。
海外で評価されながら、国内ではあまり知られてこなかった小原の作品。本展では、摺および保存状態が優れた原コレクションから、古邨作品230点を世界初公開。祥邨、豊邨の作品も参考出品するほか、同コレクションの歌川広重や歌川国芳などの貴重な花鳥画10点も展示する。
小原古邨(本名=小原又雄)は1877年金沢市生まれ。花鳥画を得意とする日本画家・鈴木華邨に師事。明治末期には版元・大黒屋から花鳥画を刊行し、海外への輸出を念頭に置いた版下絵の制作で高い人気を得る。昭和期には渡邊版画店から祥邨の名で、また酒井好古堂と川口商会の合版では豊邨の制作を続けた。
海外で評価されながら、国内ではあまり知られてこなかった小原の作品。本展では、摺および保存状態が優れた原コレクションから、古邨作品230点を世界初公開。祥邨、豊邨の作品も参考出品するほか、同コレクションの歌川広重や歌川国芳などの貴重な花鳥画10点も展示する。