EXHIBITIONS

ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅

ヨルク・シュマイサー 『京都清水寺』より《清水寺、秋》 1979-80 個人蔵

ヨルク・シュマイサー 《故宮への入口・北京》 1981 個人蔵

ヨルク・シュマイサー 《日記とエアーズ・ロック》 1979 個人蔵

 欧米、中東、アジア、そして南極をも訪ね、「旅する版画家」と称されたヨルク・シュマイサー。旅の風景、変容する人物の連作、流麗な文字で綴った日記シリーズなど、すべての作品の底流には、つねに「変化」というテーマがあった。

 シュマイサーの逝去後初の本格的な回顧展となる本展では、「変化」をキーワードに、代表作を網羅した約180点を展示。初期から晩年までの展開を5つの視点で紹介し、ドイツ銅版画の正統派と評されたシュマイサーの自由奔放な制作にも焦点を当てるなど、世界を舞台に活躍した版画家の全貌に迫る。