FINAL FANTASYと天野喜孝の世界展

　『ファイナルファンタジー』シリーズのイメージイラストをはじめ、装幀画、舞台美術など多彩に活躍する天野喜孝。15歳の若さでアニメ制作会社タツノコプロに入社し、『タイムボカンシリーズ　ヤッターマン』『科学忍者隊ガッチャマン』など数多くのキャラクターデザインに関わってきた。独立後は、繊細で妖艶、幻想的な絵柄で世界的な人気を博し、また様々な分野のクリエイターに多大な影響を与えてきた。

　2014年には、日本テレビ『24時間テレビ』のオリジナルTシャツのデザインを担当するなど活躍の場をますます広げ、同年9月〜17年6月まで全国を巡回した「天野喜孝展～想像を超えた世界～」展でさらに評価を高めている。

　本展ではファンタジーと現代のテクノロジーが融合する天野の創作に焦点を当てながら、「天野喜孝展〜想像を超えた世界〜」展をより進化させ、過去最大規模で開催。タツノコプロ時代の『科学忍者隊ガッチャマン』『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』から、『ファイナルファンタジー』の原画、 90年代後半から制作を続けるファインアートの大型作品まで約200点を出品する。また本展のために制作し、尽きることのないエネルギーを注いだ渾身の新作も必見だ。