EXHIBITIONS
没後160年記念 歌川広重
「東海道五拾三次之内」や「名所江戸百景」で知られ、日本各地の風景を叙情豊かに描いた浮世絵師・歌川広重の没後160年を記念した展覧会が開催される。
本展では、風景画の名作をはじめ、美人画や花鳥画、戯画など普段は紹介されることの少ない作品も含めた、およそ200点以上を展示。なかでも、江戸時代の人々が仮装を楽しんだ様子がうかがえる《東都名所 高輪廿六夜待遊興之図》は見どころのひとつ。本図は、旧暦7月26日の夜に月の出を拝む江戸時代の行事を題材としたもので、タコの着ぐるみを着た謎の男性など、「俄(にわか)」と呼ばれる素人たちが即興で踊りや芝居を行う集団が描かれている。また、寿司屋や天ぷら屋、蕎麦屋といった、庶民たちに親しまれた屋台の様子が描かれているのも特徴で、江戸のグルメ文化を知る興味深い作品と言えるだろう。
なお、歌川広重の名を冠した日本各地の美術館でも、没後160年を記念した展覧会が開催される。
本展では、風景画の名作をはじめ、美人画や花鳥画、戯画など普段は紹介されることの少ない作品も含めた、およそ200点以上を展示。なかでも、江戸時代の人々が仮装を楽しんだ様子がうかがえる《東都名所 高輪廿六夜待遊興之図》は見どころのひとつ。本図は、旧暦7月26日の夜に月の出を拝む江戸時代の行事を題材としたもので、タコの着ぐるみを着た謎の男性など、「俄(にわか)」と呼ばれる素人たちが即興で踊りや芝居を行う集団が描かれている。また、寿司屋や天ぷら屋、蕎麦屋といった、庶民たちに親しまれた屋台の様子が描かれているのも特徴で、江戸のグルメ文化を知る興味深い作品と言えるだろう。
なお、歌川広重の名を冠した日本各地の美術館でも、没後160年を記念した展覧会が開催される。

