EXHIBITIONS

三宅信太郎 個人史[2000ー2018]

三宅信太郎 Miss Sweet 2001 © Shintaro Miyake

 ドローイング、立体、パフォーマンス、映像など、様々な表現形式によって自由で機知に富んだ世界観をつくり上げてきた三宅信太郎。厚紙や木に女の子などのドローイングを描いて型取りした「切り抜き」、コスチュームや自身が制作した様々な着ぐるみを着てのライブドローイングを行うといった独創的な作品を発表し、国内のみならずイタリア、オーストリア、ベルリン、台湾など世界各国で個展を開催してきた。作品は、アストルップ・ファーンリ現代美術館(ノルウェー)、グギング美術館(オーストリア)、ジャピゴッツィコレクション(スイス、アメリカ)、高橋コレクションなど国内外に収蔵される。

 本展は三宅の表現の変遷をデビュー直前からたどりながら、ドローイングと立体作品を中心に紹介。また、同時開催する銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUMでの個展「果てしない夜景」(8月7日~26日)では、段ボールや厚紙などを用いた多様な建物を組み合わせ、銀座 蔦屋書店の中に「街」を構成する。

 この展覧会にあわせ、三宅の活動や様々な様式の作品を紹介する『I AM HERE アイアムヒア 三宅信太郎作品集』(美術出版社)を刊行。三宅の作品をモチーフとした銀座 蔦屋書店オリジナルグッズも販売される。