EXHIBITIONS
赤と青のひ・み・つ 聖なる色のミステリー
MIHO MUSEUMのコレクションから選りすぐった世界の古代美術と中世・近世の日本美術を、「赤」「青」の2つのわけて展示する新たな試みによって、「色」の歴史を探る夏の特別企画が開催される。
「色」が今日のように、純粋に彩ることのみを目的として使われるようになるのは、中世あるいは近世以降のこと。太古の人々にとって、「色」は自然そのもので、「色」を何かに施すことは自然のエネルギーをもった呪術であり、象徴的な意味を込めたものだった。
なかでも赤と青は、古代世界においてはいずれも信仰と深く結びつき、「聖なる色」ととらえられていた。また一般的に、赤と青はあらゆる色のなかでもっとも強いイメージがあるとされ、動と静の側面を持つ色とみなされている。
本展では、古代エジプトの神像や修復によって裏彩色が明らかにされた伊藤若冲筆《達磨図》など、古代から近世まで、美術品に表された赤と青を取り上げ、人々と「色」の関わりを紹介。現代の私たちが見失いかけている「色のエネルギー」を感じることができる様々な体験コーナー、ワークショップも行う。
「色」が今日のように、純粋に彩ることのみを目的として使われるようになるのは、中世あるいは近世以降のこと。太古の人々にとって、「色」は自然そのもので、「色」を何かに施すことは自然のエネルギーをもった呪術であり、象徴的な意味を込めたものだった。
なかでも赤と青は、古代世界においてはいずれも信仰と深く結びつき、「聖なる色」ととらえられていた。また一般的に、赤と青はあらゆる色のなかでもっとも強いイメージがあるとされ、動と静の側面を持つ色とみなされている。
本展では、古代エジプトの神像や修復によって裏彩色が明らかにされた伊藤若冲筆《達磨図》など、古代から近世まで、美術品に表された赤と青を取り上げ、人々と「色」の関わりを紹介。現代の私たちが見失いかけている「色のエネルギー」を感じることができる様々な体験コーナー、ワークショップも行う。