EXHIBITIONS
岡原功祐『Ibasyo』(工作舎刊)出版記念展覧会
居場所を失い、痛々しい傷を負った女性たちを取材する写真家、岡原功祐。自傷行為を繰り返し、自らの存在を見出そうとする女性たちの叫びに寄り添いながら、その姿を写真に収め続けてきた。今回は、取材活動のルポタージュ『Ibasyo』の出版を記念した展覧会を開催する。
岡原は1980年東京都出身。人の居場所を主なテーマに撮影を続け 、これまでに写真集『Contact #1』『消逝的世界』『Almost Paradise』『Fukushima Fragments』を上梓。2009年には世界報道写真財団が世界中の若手写真家から12人を選ぶ「Joop Swart Masterclass」に日本人として初選出、Photo District Newsが選ぶ世界の若手写真家30人にも取り上げられた。
岡原は6名の女性それぞれに1冊の写真文集『Ibasyo』を手製本で制作。計6冊を貸出本として希望者に貸し出し、本の半分を占める白紙部分に読者からの女性へのメッセージを書いてもらうことにした。本を借りてメッセージを書き込むことで、誰かが女性たちの「存在」を「認識」する、「あなたのことを大切だと思っている人がここにもいます」というメッセージとなる。そうして本は最終的に女性たちのもとに届けられた。
展覧会では撮影から14年にわたる少女たちとの歩み、世界中を旅した手製の貸本プロジェクトを経て、出版に至るまでのプロセスを提示する。
岡原は1980年東京都出身。人の居場所を主なテーマに撮影を続け 、これまでに写真集『Contact #1』『消逝的世界』『Almost Paradise』『Fukushima Fragments』を上梓。2009年には世界報道写真財団が世界中の若手写真家から12人を選ぶ「Joop Swart Masterclass」に日本人として初選出、Photo District Newsが選ぶ世界の若手写真家30人にも取り上げられた。
岡原は6名の女性それぞれに1冊の写真文集『Ibasyo』を手製本で制作。計6冊を貸出本として希望者に貸し出し、本の半分を占める白紙部分に読者からの女性へのメッセージを書いてもらうことにした。本を借りてメッセージを書き込むことで、誰かが女性たちの「存在」を「認識」する、「あなたのことを大切だと思っている人がここにもいます」というメッセージとなる。そうして本は最終的に女性たちのもとに届けられた。
展覧会では撮影から14年にわたる少女たちとの歩み、世界中を旅した手製の貸本プロジェクトを経て、出版に至るまでのプロセスを提示する。









