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EXHIBITIONS

日・エクアドル外交関係樹立100周年

古代文明への旅 ―アステカ、マヤ、インカまでの道のり―

2018.03.17 - 05.20

動物彩文橋付双注口ボトル ナスカ文化 ペルー BIZEN中南米美術館蔵

クントゥル・ワシ遺跡 十二横顔ジャガー金冠(レプリカ) ペルー クントゥル・ワシ調査団蔵

彩文深鉢 マヤ古典期後期文化 グアテマラ BIZEN中南米美術館蔵

動物彩文橋付双注口ボトル ナスカ文化 ペルー BIZEN中南米美術館蔵

彩文長頸ボトル ワリ文化 ペルー BIZEN中南米美術館蔵

動物象形鐙型ボトル モチェ文化 ペルー BIZEN中南米美術館蔵

動物象形土偶 チョレーラ文化 エクアドル BIZEN中南米美術館蔵

 中南米地域の古代の人々がつくった土器、土偶、織物などを通して、中南米の古代美術を紹介する展覧会が開催される。

 1万4000年ほど前、人類が古代のアメリカ大陸に足を踏み入れたことに始まり、メキシコなど中米地域でメソアメリカ文明が、ペルー、ボリビア、エクアドルなど南米地域ではアンデス文明が興った。これらの文明の起源はまだ研究の途上にあるが、エクアドルに展開したバルディビア文化(紀元前4350~前1500年頃)は最古の土器文化のひとつであると考えられ、文明の成り立ちを解明する上で重要な研究対象となっている。

 また、16世紀にスペイン人がアステカ王国、マヤ文明、インカ帝国を征服するまで、各地で多種多様な文化が盛衰し、独特な世界観が誕生。文明人が生きた軌跡は建造物や彫刻、土器、織物などのかたちで残っている。

 本展では、BIZEN中南米美術館の貴重な収蔵品を中心に、バルディビア文化からアステカ王国、マヤ文明、インカ帝国までの長い道のりの中でつくられた美術品を展示。芸術という観点からベールに包まれた古代文明に迫る。