EXHIBITIONS

蔡康永 個展 「どれくらい自分を忘れていたのか?」

 ホワイトストーンギャラリー銀座新館で、蔡康永による日本初個展「どれくらい自分を忘れていたのか?」が開催される。

 蔡は台湾・台北生まれ。米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で映画・テレビ制作のMFA(美術学修士)を取得した。作家、テレビ司会者、映画監督、脚本家、デザイナー、アーティストとして活動し、中国語圏を代表する文化人のひとりとして知られる。著書には『歡樂三國志(楽しい三国志)』シリーズ、『蔡康永的說話之道(蔡康永の伝える技術)』シリーズ、『EQ(感情知能)』シリーズなどがあり、累計発行部数は1000万部を超える。

 蔡は長年にわたり現代アートのコレクターとしても美術に関わり、近年は文字を用いた作品制作を本格化させている。司会者、作家として言葉と向きあってきた経験を背景に、文字を取り入れた絵画作品を制作している。

 本展では、これまで用いてきた中国語や英語に加え、初めて日本語による作品も発表される。画面構成を簡潔にすることで、色彩やデザインよりも、ひとつの言葉や短い文章に焦点を当てる。文字があふれる現代社会において、鑑賞者が言葉と静かに向きあう機会となる。