EXHIBITIONS

蔵前手工芸アートセンター 久村卓個展

2026.07.02 - 07.19

《PLUS_painter I’s soft rag》2026 雑巾にアプリケ サイズ可変(36.0x60.0x3.0cm)

《PLUS_Ralph Lauren_yellow striped shirt》2025 シャツに刺繍、アプリケ サイズ可変

《刺繍 BAR /織物 BAR at 藝大部屋 Vol.2》2026 ワークショップ風景

 iwao galleryで、久村卓による個展「蔵前手工芸アートセンター」が開催される。

 久村は1977年東京都生まれ。2001年に多摩美術大学美術学部彫刻学科を卒業した。美術を成立させる台座、額縁、展示空間といった制度的かつ物質的な要素を、手芸やDIYなど、従来の美術において周縁化された技法や素材を用いて制作している。近年の主な活動に、「刺繍BAR / 織物BAR at 藝大部屋 Vol.2」(東京藝術大学芸術未来研究場 藝大部屋、2026)、「つくるよろこび 生きるためのDIY」(東京都美術館、2025)、個展「手工芸アートセンター」(多摩美術大学彫刻棟ギャラリー)などがある。

 本展では、台座や周囲の景色を刺繍し額縁をはめることで、服のロゴマークや汚れをモニュメントや抽象絵画に見立てた作品を展示する。久村は、既製品や日用品を美術館という制度や文脈によって作品へと転換させたレディメイドの系譜を踏まえながら、「美術を作らずに、作る」という考えのもと、作品を成立させる。

 会期中の毎週末には「織物BAR」も開催される。作家が「これも台座」と名指すカウンターに座って好きな織り糸をオーダーし、手のひらサイズの織物を制作するワークショップとなる。