EXHIBITIONS

民具これなーんだ?——民俗学者・宮本常一が美術大学に遺した民具コレクション

《卵運搬用苞》東京都

 武蔵野美術大学 美術館・図書館で「民具これなーんだ?——民俗学者・宮本常一が美術大学に遺した民具コレクション」が開催される。

 本展では、日常生活の必要からつくられ、使われてきた「暮らしの造形」としての民具を紹介。民具の造形には、手の実感がある暮らしの営み、自然素材による巧みな造形、目に見えないものをかたちにする想像力が発揮されている。

 武蔵野美術大学 美術館・図書館は、およそ9万点に及ぶ民具コレクションを収蔵しており、美術大学が所蔵する生活文化の造形アーカイブとしては世界屈指の規模となる。今回の展示では、2020年から進めてきたコレクションの成立についての検証と再整理作業をもとに、民俗学者・宮本常一と当時の学生たちのカリキュラムの外側にある学びや活動を紐解く。

 また、現代の美術教育への活用の様々な実験をもとにウェブ版「美術手帖」とのコラボレーションによって、美術・デザインの視点で展示を構成。観察と見立てによる参加型展示、異なる背景を持つ民具のキュレーション、デジタル技術や空間表現による民具の再解釈などを展観する。