EXHIBITIONS
マット・マコーミック「 DREAM LIVE DIE ~アメリカを回想する~」
Sho+1で、マット・マコーミックによる個展「DREAM LIVE DIE ~アメリカを回想する~」が開催される。
マコーミックは1987年生まれ。ロサンゼルスおよびニューヨークを拠点に活動する。絵画、ドローイング、ミクストメディアを横断し、文化的記憶と物質的現前性の交差点において制作を展開してきた。アメリカ西部に残る痕跡を個人的な視点から掬い上げ、歴史的神話と現代の残骸のあいだにある緊張関係を描き出す。これまでに各地で個展、グループ展を開催している。
本展についてマット・マコーミックは次のようにコメントしている。
「今回の展示は、アメリカを象徴するイメージを軸に組み立てられています。それらのイメージは繰り返し目にされることで、いつしか馴染み深いものになっています。その歴史の多くは暴力的です。しかし時間が経つと、暴力性は平坦化し、単なるイメージや年号、リファレンスへと変わっていきます。私たちはそれらを、もはや深く反応せずに認識してしまいます。このような状況こそが、作品のある地点です。
空間の中心には、唯一無二の本『Dream Live Die』が置かれています。それはテーブルの上にあり、展覧会の一部として存在しています。本書はカタログではありません。表紙はナサニエル・ホーソーン『緋文字(The Scarlet Letter)』の原典デザインを踏襲しています。これは、道徳的断罪やその帰結の連鎖を、あらかじめ存在する構造として浮かび上がらせる試みです。
壁面には七つのポストカード作品が展示されています。それぞれがアメリカ史の特定の瞬間を参照しています。そのイメージ自体はすでに既知のものです。各ポストカードには一つの色面が寄り添っていますが、その色はイメージを説明するためにあるわけではありません。ただ隣に佇んでいるのです。そして各フレームの裏側には、手書きのメモが添えられています。
椅子とテーブルは機能をもつ実用品です。それらは秩序と抑制への信念から来ています。そして、この部屋の中では作品についてのコメントをするのではなく、本そのものを支えています。
大判のペインティング作品は、私的なイメージと公共の歴史を結びつけています。ある作品では若い頃の私の部屋に貼ってあったミスフィッツ(Misfits)の “Bullet” ポスターと、JFK(ジョン・F・ケネディ)の写真を並置しています。また別の作品では、オサマ・ビン・ラディン暗殺を祝うウエストポイントの士官候補生たちのイメージを使っています。これらのイメージは調整や解釈を加えず、そのまま提示されています。
展覧会の結びは『コカコーラリゼーション(CocaColonization)』を題材にしたペインティングです。コカ・コーラは、日常の中に溶け込みながら静かにアメリカの影響力を運んできた、あまりにも馴染み深い対象です。しかしその“不可視性”はもはや通用しません。イメージがそこに立ち現れます」(プレスリリースより)。
マコーミックは1987年生まれ。ロサンゼルスおよびニューヨークを拠点に活動する。絵画、ドローイング、ミクストメディアを横断し、文化的記憶と物質的現前性の交差点において制作を展開してきた。アメリカ西部に残る痕跡を個人的な視点から掬い上げ、歴史的神話と現代の残骸のあいだにある緊張関係を描き出す。これまでに各地で個展、グループ展を開催している。
本展についてマット・マコーミックは次のようにコメントしている。
「今回の展示は、アメリカを象徴するイメージを軸に組み立てられています。それらのイメージは繰り返し目にされることで、いつしか馴染み深いものになっています。その歴史の多くは暴力的です。しかし時間が経つと、暴力性は平坦化し、単なるイメージや年号、リファレンスへと変わっていきます。私たちはそれらを、もはや深く反応せずに認識してしまいます。このような状況こそが、作品のある地点です。
空間の中心には、唯一無二の本『Dream Live Die』が置かれています。それはテーブルの上にあり、展覧会の一部として存在しています。本書はカタログではありません。表紙はナサニエル・ホーソーン『緋文字(The Scarlet Letter)』の原典デザインを踏襲しています。これは、道徳的断罪やその帰結の連鎖を、あらかじめ存在する構造として浮かび上がらせる試みです。
壁面には七つのポストカード作品が展示されています。それぞれがアメリカ史の特定の瞬間を参照しています。そのイメージ自体はすでに既知のものです。各ポストカードには一つの色面が寄り添っていますが、その色はイメージを説明するためにあるわけではありません。ただ隣に佇んでいるのです。そして各フレームの裏側には、手書きのメモが添えられています。
椅子とテーブルは機能をもつ実用品です。それらは秩序と抑制への信念から来ています。そして、この部屋の中では作品についてのコメントをするのではなく、本そのものを支えています。
大判のペインティング作品は、私的なイメージと公共の歴史を結びつけています。ある作品では若い頃の私の部屋に貼ってあったミスフィッツ(Misfits)の “Bullet” ポスターと、JFK(ジョン・F・ケネディ)の写真を並置しています。また別の作品では、オサマ・ビン・ラディン暗殺を祝うウエストポイントの士官候補生たちのイメージを使っています。これらのイメージは調整や解釈を加えず、そのまま提示されています。
展覧会の結びは『コカコーラリゼーション(CocaColonization)』を題材にしたペインティングです。コカ・コーラは、日常の中に溶け込みながら静かにアメリカの影響力を運んできた、あまりにも馴染み深い対象です。しかしその“不可視性”はもはや通用しません。イメージがそこに立ち現れます」(プレスリリースより)。
