EXHIBITIONS

館蔵品展

美術鑑賞の「さしすせそ」

2024.11.30 - 12.26, 2025.01.04 - 02.09

遠山清 (女性のいる風景) 1933年頃

 高浜市やきものの里かわら美術館で、館蔵品展「美術鑑賞の『さしすせそ』」が開催されている。

 本展は「鑑賞」をテーマとした展覧会。高浜市やきものの里かわら美術館が収集してきた、屋根や風景に関連した美術作品、郷土作家を中心としたコレクションのなかから、時代や技法の枠組みを離れて、主題さえも保留にしながら、かな五十音(さしすせそ)の連なりのもと、約70点の館収蔵作品を紹介する。

 タイトルにある「さしすせそ」は、調味料の順番などを覚えるための語呂合わせで用いられる。本展は美術鑑賞の視点のヒントとして、さ=作品、し=色面、す=スケッチ、せ=線描、そ=想像力と分類。これらのキーワードによって、作品が持つ魅力と豊かな世界観を再発見する試みだ。