EXHIBITIONS

かみがつくる宇宙-ミクロとマクロの往還

2024.10.19 - 2025.01.13
 市原湖畔美術館で、3人の女性アーティストの作品を展観する「かみがつくる宇宙-ミクロとマクロの往還」が開催される。

 布施知子は「ユニット折り」を世界的に広め、「無限折り」をはじめ、従来の折り紙の概念を変えた。安部典子は、何百枚、何千枚という紙を一枚ずつフリーハンドで切りかさね、切り込むことで、紙による彫刻表現の可能性を探求。柴田あゆみは、圧倒的な超絶技巧と光の陰影によって、手のひらサイズから大型作品まで制作している。

 紙は古来、人々が様々な思いを託し神が宿る「依り代」でもあった。本展では、従来の紙のイメージをくつがえす独創的な技法を展開し、「折り紙」、「彫刻」、「切り絵」とそれぞれ紙への異なるアプローチを探求する3人の作品を展示する。