浅間国際フォトフェスティバル 2024　PHOTO MIYOTA

　MMoPで「浅間国際フォトフェスティバル 2024　PHOTO MIYOTA」が開催される。

　浅間国際フォトフェスティバルは、国内外の優れた写真家たちの作品を屋内外に展示し、ほかにもイベント、ワークショップを通じて、写真の楽しさを世界に発信するアートフォトの祭典だ。長野県浅間山麓の美しい自然のなかで、五感で感じられる様々な写真体験を届ける。

　2024年のテーマは、「写真の中の記憶」。

　写真は、記録媒体であると同時に記憶の装置でもある。写真を撮る主体にとっての記憶であると同時に、焼き付けられたイメージはやがて他者の記憶と共鳴し、共同体の記憶にもなっていく。ファミリーアルバムのようなきわめて個⼈的なものから、国家プロジェクトによる⼤規模な記録まで、その役割は様々だが、⼈の営みを記録し、記憶に変える⼿段としてもっとも⾝近で優れた発明であるといえる。写真＝カメラは、⽣活においても⽋かすことのできない存在となった。

　本祭では、世界の写真家たちの視点を通した、⼈、⾃然、社会、⺠族やその場所、モノなどが持つ記憶をテーマに、そこに秘められた物語や歴史、思い、問題などを写真であぶり出す。スマホで毎⽇写真を撮るこの時代に「写真と記憶」という⾝近なテーマを置き、アート作品でありながら誰もが「⾃分ごと」としてとらえられるよう、参加型のプロジェクトやワークショップも開催し、町⺠や来場者が共創していく余⽩のあるフェスティバルを目指す。

　参加アーティストは、武村今日子、ニコンフォトコンテスト、高木康行、吉楽洋平、サンドラ・カンタネン、ロエベ財団、エルザ＆ジョアナ、山谷佑介、バハラ・シッカ、余宮飛翔、コンスト、横浪修、システム・オブ・カルチャー、カルロス・イドゥン・タウィア、須田一政、カート・トン、鈴木理策。