会田寅次郎「yume tensei」

　上野下スタジオ（ABAB UENO）では、会田家（会田誠、岡田裕子、会田寅次郎）の長男である会田寅次郎による個展「yume tensei」が開催される。

　会田寅次郎は、言語、ブロックチェーン技術、AI技術、法律、プログラミング言語、オペレーティングシステム、といった様々な技術とふれあいつつ、それら技術のいままでに想定されていなかったような使い方を、ソフトウェア制作や展覧会での展示を通して模索している。東京都現代美術館「おとなもこどもも考える ここはだれの場所？」展（2015）にて出品。17年には、第21回文化庁メディア芸術祭新人賞を受賞した。

　本展では、作家自身の夢における体験をベースに、自宅や倉庫にあるごみや壊れたもの、ABAB UENOにある端材などが3Dスキャンされ、Blenderという3DCGソフト内に再構築される。会期中はコーディングとゲームプレイを行ったり来たりしつつ「つくりながら遊ぶ」ライブパフォーマンスが展開される。

　また、本展のほか、「Gallery & Restaurant 舞台裏（麻布台ヒルズ）」「アートかビーフンか白厨（六本木）」にて、会田家（会田誠、岡田裕子）それぞれによる個展を同時開催。