EXHIBITIONS

美しさ、あいまいさ、時と場合に依る

kudan house
2024.02.21 - 03.03

kudan house 外観

 kudan houseで、展覧会「美しさ、あいまいさ、時と場合に依る」が開催される。

 遠藤水城がキュレーターを務める本展では、川端康成と大江健三郎の文化論を起点に、古美術から現代美術まで、時代やジャンルを超えた作品が集結。人間中心的な視点ではなく、「もの」の質と美に焦点を当てる。

 本展のタイトルは、川端康成がノーベル文学賞受賞に際し、1968年に行った講演のタイトル「美しい日本の私」と、その26年後に日本人で2人目の同賞受賞を果たした大江健三郎の「あいまいな日本の私」から着想を得ている。李朝白磁壷や信楽壷に加え、青木野枝、合田佐和子、橋本聡、伊藤慶二、川端実、川端康成、香月泰男、熊谷守一、小川待子、大西伸明、カズ・オオシロ、パブロ・ピカソ、シャプール・プーヤン、山口長男などの作品が展示される。

 同イベントは、本展(2月21日〜3月3日)とアートフェア「Art Kudan」(3月9日〜3月11日、3月8日は招待日)の2部構成となっている。