Michael Nischke　｢BLUE SKY − WARM SAND｣

　ギャラリー冬⻘で、マイケル・ニッケ（Michael Nischke）による写真展｢BLUE SKY − WARM SAND｣が開催される。

　ニッケは1956年ドイツ、ベルリン生まれ。72年ノルウェイ在住中に写真を始め、ドイツ、ケルンにて写真工学を勉強したのち、 フォトグラフィックデザイナーとして働きながら、雑誌や書籍で執筆活動を行う。

　ニッケはピンホールカメラの技術を、「完全に新しい写真の世界を切り開いてくれるもの」だと言い、「ピンホールカメラのおかげで作品の核心へと焦点を合わせる事ができる。私がピンホールカメラに魅了されるのは被写体に秘められた未開の力であり、どのハイテクの写真技術をも超える事ができる力である。1回1回シャッターを切る度に無条件に責任が要求される事、これは写真家にとって最も純粋な写真のあるべき形である」と語る。

　本展では、1999 年と 2003 年に展示したポートレートと風景を展示する。何気ないシチュレーションを題材にした、物語性のある、絵画のように美しく、感動的な作品群を展覧できる展覧会となる。