EXHIBITIONS

モダニストの日本美 石元泰博「桂」の系譜

2018.01.04 - 03.04

石元泰博 桂離宮 新御殿外観南面部分 1981-82 国際交流基金蔵 © Kochi Prefecture Ishimoto Yasuhiro Photo Center

石元泰博 桂離宮 新御殿外観南面部分 1981-82 国際交流基金蔵 © Kochi Prefecture Ishimoto Yasuhiro Photo Center

ブルーノ・タウト 画帖―桂離宮(部分) 1934 岩波書店蔵

長谷川三郎 桂 1951 国立国際美術館蔵

 サンフランシスコに生まれ、シカゴのインスティテュート・オヴ・デザイン(通称、ニュー・バウハウス)に学んだ写真家、石元泰博。

 1953、4年に桂離宮を撮影、60年には建築家のW・グロピウス、丹下健三との共著による写真集『KATSURA』を日米で出版し、国内外から注目を集めた。本作は、モダニスト的な視点が日本の伝統美を捉えた代表的な作例とみなされている。

 本展では、伝統的な日本美をモダニストが再評価した系譜を作品や資料で展観。そのひとつの到達点として石元の作品「桂」を位置づけ、同シリーズの代表的な作例50点を紹介する。