EXHIBITIONS

en[縁]:アート・オブ・ネクサス

第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館帰国展

2018.01.24 - 03.18

en[縁]:アート・オブ・ネクサス―第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館示風景

en[縁]:アート・オブ・ネクサス―第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館示風景

en[縁]:アート・オブ・ネクサス―第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館展示風景 © 石山和広

en[縁]:アート・オブ・ネクサス―第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館出展作家 © 永井杏奈

 2016年に行われた「第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」での日本館の展示をベースに、映像や模型等のオリジナル要素を追加と再構成を行い、出展作家たちのみずみずしい感性から生み出される建築と、ビエンナーレ以降の取り組みについて紹介する帰国展が開催される。

 日本館の展示「en[縁]:アート・オブ・ネクサス」は1975年以降生まれの建築家12組に焦点を当て、困難な時代のなかで取り組んだ実践を「人の縁」「モノの縁」「地域の縁」の3つのテーマで鮮やかに提示。日本国内のみならず世界中の人びとの共感を獲得し、「特別表彰」を受賞した。

 本展では、人々のつながりや地域とのかかわりといった小さな物語を丁寧にかたちに起こすことで、建築の新たな価値を創出してきた建築家たちに注目。モダニズムが生まれたヨーロッパ社会が持つ強固な石造文化とは異なる、アジア特有の柔軟な木造文化の関与を背景とする日本建築を取り上げるとともに、記念シンポジウムや出展作家によるギャラリートークでの議論もあわせて、これからの時代に建築と建築家が果たす役割について考える。