EXHIBITIONS
KAATアトリウム映像プロジェクト vol.23|原田裕規
KAAT神奈川芸術劇場で「KAATアトリウム映像プロジェクト vol.23|原田裕規」が開催されている。
劇場のエントランスに広がるアトリウムに巨大映像が映し出される「KAATアトリウム映像プロジェクト」。23回目となる今回は原田裕規の作品《Waiting for》を上映している。
原田裕規は1989年山口県生まれ。2016年に東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻を修了後、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として2017年にニュージャージー、2021年にハワイに滞在。社会のなかで広く認知されている視覚文化をモチーフに人間の身体・認知・感情的な限界に挑みながら、現代における「風景」が立ち上がるビューポイントを模索している。
今回上映される《Waiting for》は、ゲーム製作などに使用されるCGI(Computer-generated imagery)の技術を用いてつくられた、CGアニメーション/ナレーションパフォーマンス作品。オープンワールドゲームのようにどこまでも広がる空間のなかで、原田本人が33時間19分にわたって朗読し続けた、地球上に現存する全ての動物の名前が響き渡る。ここではないどこか(彼岸)を思わせる世界に没入しながら、この地球(此岸)に存在する生き物の名前をいつまでも呼び続けるという行為は、鑑賞者にあの世とこの世の間にある新たな「風景」を立ち上がらせるだろう。
劇場のエントランスに広がるアトリウムに巨大映像が映し出される「KAATアトリウム映像プロジェクト」。23回目となる今回は原田裕規の作品《Waiting for》を上映している。
原田裕規は1989年山口県生まれ。2016年に東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻を修了後、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として2017年にニュージャージー、2021年にハワイに滞在。社会のなかで広く認知されている視覚文化をモチーフに人間の身体・認知・感情的な限界に挑みながら、現代における「風景」が立ち上がるビューポイントを模索している。
今回上映される《Waiting for》は、ゲーム製作などに使用されるCGI(Computer-generated imagery)の技術を用いてつくられた、CGアニメーション/ナレーションパフォーマンス作品。オープンワールドゲームのようにどこまでも広がる空間のなかで、原田本人が33時間19分にわたって朗読し続けた、地球上に現存する全ての動物の名前が響き渡る。ここではないどこか(彼岸)を思わせる世界に没入しながら、この地球(此岸)に存在する生き物の名前をいつまでも呼び続けるという行為は、鑑賞者にあの世とこの世の間にある新たな「風景」を立ち上がらせるだろう。