EXHIBITIONS

兼子裕代<APPEARANCE>

第32回 写真の会賞受賞展

POETIC SCAPE
2023.02.03 - 02.19
 兼子裕代が、作品集『APPEARANCE』(青幻舎、2020年)ならびに関連展覧会「APPEARANCE」(The Third Gallery Aya、POETIC SCAPE、2020年)で、第32回写真の会賞を受賞した。これに伴う受賞記念展が、2月3日から2月19日の会期で開催される。

 これまで東京国立近代美術館、サンフランシスコ現代美術館、ニコンサロン、サンフランシスコ・カメラワークなどで作品を発表してきた兼子。2009年に家族の入浴を撮った《センチメンタル・エデュケーション》では、アメリカ新人作家に送られるサンタフェ写真賞を受賞。その作品はまた、サンフランシスコ現代美術館、フィラデルフィア美術館、東京国立近代美術館にも所蔵されている。

 誰もが情報化社会の中に生き、過剰ともいえる情報と常時接続している現代。兼子は「歌う」というプリミティヴな行為によって、人がその束縛から解放される時に立ち現れる光景を捉えている。

 なお、本展は東京都写真美術館主催「恵比寿映像祭2023」のYEBIZO MEETS 地域連携プログラムに参加している。