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EXHIBITIONS

ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展

2023.02.04 - 05.21

パウル・クレー 子どもの遊び 1939
ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵 © Museum Berggruen – Nationalgalerie, SMB / bpk / Jens Ziehe

アンリ・マティス 縄跳びをする⻘い裸婦 1952
ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵 © Museum Berggruen – Nationalgalerie, SMB / bpk / Jens Ziehe

アルベルト・ジャコメッティ ヴェネツィアの女 Ⅳ 1956
ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵 © Museum Berggruen – Nationalgalerie, SMB / bpk / Jens Ziehe

「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」が国立国際美術館に巡回。ピカソ作品35点を含む76点が日本初公開される。

 ドイツ生まれの美術商ハインツ・ベルクグリューン(1914〜2007)は、1948年からパリで画廊を経営しながら自身のために作品を集め、世界有数の個人コレクションをつくり上げた。そのコレクションは96年以後、ベルクグリューンの故郷ベルリンのシャルロッテンブルク宮殿に面した建物の中で公開され、2000年には主要作品をドイツ政府が購入、04年にはベルクグリューン美術館と改称した。現在はベルリン国立美術館群ナショナルギャラリーに属し、数々の展覧会を開催し世界的な評価を得ている。

 晩年まで作品の購入と放出を繰り返し、コレクションに際立った特色を持たせるよう努めたベルクグリューン。最終的には、自身がもっとも敬愛した同時代の4人の芸術家たち、パブロ・ピカソ、パウル・クレー、アンリ・マティス、 アルベルト・ジャコメッティの作品に重点を置いた。そして4人が共通して師と仰いだポール・セザンヌも加えた、粒選りの作品からなるコレクションが形成された。

 本展では、ベルリン国立ベルクグリューン美術館の主要作品を初めて一堂に展示。ピカソを中心に、クレー、マティス、ジャコメッティらの作品に、日本の国立美術館の所蔵・寄託作品11点を加えた合計108点で構成される。