EXHIBITIONS
マン・レイのオブジェ
日々是好物|いとしきものたち
DIC川村記念美術館は、企画展「マン・レイのオブジェ 日々是好物|いとしきものたち」を開催する。マン・レイのオブジェ作品に特化した国内では初めての展覧会。
マン・レイ(1890〜1976)は20世紀にアメリカとパリで活躍した芸術家。絵画をはじめ写真、オブジェ、映画など多岐にわたる作品を手がけた。本展は、作家が活動の後期より「我が愛しのオブジェ」と称したオブジェ作品に注目し、展観する。
本展の「日々是好物|いとしきものたち」は、禅の用語である「日々是好日」をもじった「日々是好『物』(もの、オブジェ)」という造語をあてたもの。言葉遊びはマン・レイのオブジェ制作の重要な手法であり、そのオマージュとして今回のタイトルがつけられた。
パリに憧れたユダヤ系アメリカ人として言葉の壁に当たり、大戦に翻弄されながらも、多くの芸術家や愛する人との出会いと別れを繰り返し生きたマン・レイ。生涯にわたり自由に制作したオブジェは、ものや言葉の詩的な組み合わせで成り立っている。独自の手法で同じ主題のオブジェを再制作したことも特筆すべき点で、ここには「芸術作品のオリジナリティ」という大きな問いに対するひとつの提案が含まれている。
本展では、国内に所蔵されるマン・レイのオブジェ作品およそ50点を軸に、関連作品や資料を合わせた約150点を展示。出品作品には《破壊されざるオブジェ》《贈り物》《ニューヨーク 17》などの代表作も含まれる。
さらに会場では、ストックホルム近代美術館の協力を得て、マン・レイが「我が愛しのオブジェ」と題して約30点のオブジェを取り上げた手書きのアルバムの内容を、全ページ日本語字幕つきのスライドショーとともに本邦初公開する。
マン・レイ(1890〜1976)は20世紀にアメリカとパリで活躍した芸術家。絵画をはじめ写真、オブジェ、映画など多岐にわたる作品を手がけた。本展は、作家が活動の後期より「我が愛しのオブジェ」と称したオブジェ作品に注目し、展観する。
本展の「日々是好物|いとしきものたち」は、禅の用語である「日々是好日」をもじった「日々是好『物』(もの、オブジェ)」という造語をあてたもの。言葉遊びはマン・レイのオブジェ制作の重要な手法であり、そのオマージュとして今回のタイトルがつけられた。
パリに憧れたユダヤ系アメリカ人として言葉の壁に当たり、大戦に翻弄されながらも、多くの芸術家や愛する人との出会いと別れを繰り返し生きたマン・レイ。生涯にわたり自由に制作したオブジェは、ものや言葉の詩的な組み合わせで成り立っている。独自の手法で同じ主題のオブジェを再制作したことも特筆すべき点で、ここには「芸術作品のオリジナリティ」という大きな問いに対するひとつの提案が含まれている。
本展では、国内に所蔵されるマン・レイのオブジェ作品およそ50点を軸に、関連作品や資料を合わせた約150点を展示。出品作品には《破壊されざるオブジェ》《贈り物》《ニューヨーク 17》などの代表作も含まれる。
さらに会場では、ストックホルム近代美術館の協力を得て、マン・レイが「我が愛しのオブジェ」と題して約30点のオブジェを取り上げた手書きのアルバムの内容を、全ページ日本語字幕つきのスライドショーとともに本邦初公開する。