EXHIBITIONS

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2022

東京駅東側エリア(日本橋・八重洲・京橋)全13会場
2022.10.01 - 10.30

キービジュアル

会場マップ

 2017年にスタートした屋外型国際写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」。今年は「Bridging Differences~異なるものをつないでみる~」をテーマに開催される。主催は一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY。

「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」は、「次世代の写真文化を育むアジアのハブ」をビジョンに、「写真展」「トーク&イベント」「学生プロジェクト」の3つを柱に展開するフォトフェスティバルだ。15年に前身となる「東京国際写真祭」を大田区城南島で催したのち、17年に東京初の屋外国際写真祭として上野公園にて第1回を開催。20年からは、東京駅・東側エリア(八重洲、日本橋、京橋)の公開空地などを使った都市型屋外写真祭として実施されてきた。

 本祭は、都市の余白をメディアとしてとらえ、写真家による作品展示や新たな人の交流を生み出すイベントを展開し、都市空間の新たな解釈と写真の可能性に挑む。

 4回目を迎える22年は、写真で表現するアーティスト約100名が参加。多様性や寛容性が重要視されるいま、京橋、日本橋、常盤橋という「橋」がつくエリアにて、「異なるものをつないでみる」をテーマに作品を展開する。

 会場は東京駅八重洲口グランルーフ1階、東京駅八重洲口グランルーフB1、大丸東京店、東京スクエアガーデン、京橋通郵便局、72Gallery、新TODAビル計画仮囲い、東京建物八重洲ビル、にのに八重洲仲通りビルほか。過去最多となる13ヶ所で行われる。

 メインとなるのは2つの企画「The Everyday -魚が水について学ぶ方法」(会場:東京ミッドタウン八重洲ほか)と「Tokyo Dialogue 2022」(会場:TODA BUILDING 工事仮囲)だ。

 きりとりめでると速水惟広がキュレーションする「The Everyday -魚が水について学ぶ方法」は、スマートフォンが普及した時代の写真について考えるもの。もうひとつの「Tokyo Dialogue 2022」は、京橋に長年本社を構える戸田建設株式会社との共同で行われ、都市をとらえた写真作品と言葉が応答し合う、「東京」のドキュメントとして残るような展示を目指すという。

 いっぽう本祭の柱のひとつである「学生プロジェクト」の今回は、「T3 STUDENT GALLERY 2022」と題し、13の美術大学・専門学校から選ばれた各校代表の学生たちの作品を紹介する。

 これらのほか本祭の会期中には、映像上映やトークイベントなど多彩なプログラムを実施。プログラムやイベント詳細は、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。