EXHIBITIONS

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO

東京スクエアガーデン、72 Gallery、(仮称)新TODAビル計画 工事仮囲い、京橋第一生命ビルディング 1階
2020.12.04 - 12.13

展示イメージ

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 2017年に東京初の屋外型国際写真フェスティバルとしてスタートした「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」。第2回となる今年は、上野公園から京橋へ舞台を移して開催される。参加作家は、海老原祥子、岡田将、岡田舞子、髙木美佑、中野正貴、濱田祐史、宮崎学、吉田志穂、𠮷田多麻希ら日本人作家を含む18名。

 会場は、東京スクエアガーデンの公開空地エリアを中心に、72 Gallery、(仮称)新TODAビル計画 工事仮囲い、京橋第一生命ビルディング1階の4ヶ所で展開され、国内外で活躍する18名の写真家が「変容性」「都市と自然」「見ると見られるの関係」「気候変動」といった、いまの私たちともかかわりのあるテーマで制作した作品を展示する。

 京橋は、東京、銀座、日本橋に隣接し、多数の企業が進出するビジネスエリアとして発展している街。いっぽうで舞伎発祥の地や歌川広重や狩野派の絵師が屋敷を構えるなど文化芸術にもゆかりのある地であり、現在も国立映画アーカイヴやアーティゾン美術館などの文化施設がある。

「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」は街にアート作品を展示し、新鮮な写真体験をもたらすとともに、つねに物事がアップデートされ続ける時代に求められる「考察者」としてのあり方や刺激的な視点を提供するもの。2020年に起こった世界的なパンデミックによって都市のあり方が問われるなか、本祭では、その影響を強く受けた東京のオフィスエリアのなかでも、文化と近い距離にある京橋を舞台とした作品展を通じて、「変容」のなかから新たなヒントや可能性を考察する。

 また会期中には、オンラインでも楽しめるシンポジウムやイベントを開催。10の美術大学・専門学校から選ばれた72名の学生によるオンラインポートフォリオ展や、写真家をはじめ、弁護士や哲学者、建築家など様々な分野からゲストを迎え、「ジェンダー」「都市空間」「生物多様性」といったテーマを掘り下げるクロストークなどの配信を予定している。

 詳細は公式ウェブサイトをチェックしてほしい。