EXHIBITIONS

ライツカメラアクション

Light Gallery Endoji Nagoya
2022.09.16 - 10.01
 名古屋市のギャラリーLight Gallery Endoji Nagoyaでは、加納俊輔、迫鉄平、上田良によるグループ展「ライツカメラアクション」が開催。アーティスト・ユニットのTHE COPY TRAVELERSとしても活動する3人が、個人の作家として作品を展示する。会期は9月16日、17日、23日、24日、30日、10月1日の6日間。

 加納俊輔は1983年大阪府生まれ。2010年京都嵯峨芸術大学大学院芸術研究科修了。写真を主なメディアとして扱い、イメージと物質の関係性について、平面や立体、映像などの作品を通して考察している。近年の主な個展に、「サンドウィッチの隙間」(京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル、2021)、「滝と関」(Maki Fine Arts、東京、2021)などがある。

 迫鉄平1988年大阪府生まれ。2014年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了。写真の特性に着目し、カメラでとらえた瞬間を映像作品として提示する手法に取り組んできたが、最近ではスナップ写真を静止画とし作品化することも試みている。主な展覧会に、「POOR, VIDEO, ANYTIME GOD.」(Sprout Curation、東京、2021)、「New Photographic Objects 写真と映像の物質性」(埼玉県立近代美術館、2020)など。

 上田良は1989年大阪府生まれ。2014年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了。自作のオブジェを被写体とした写真作品をはじめ、コラージュや版画、ドローイングなどを多様に表現している。主な展覧会に、「2つの時代の平面・絵画表現-泉茂と6名の現代作家展」(the three konohana、大阪、2021)、「アッセンブリッジ・ナゴヤ2020 パノラマ庭園 -亜生態系へ-」(港まちポットラックビルディング/旧・名古屋税関港寮、愛知、2020)などがある。

 Light Gallery(ライツギャラリー)での展示に向けた話し合いで、最初に「ライツ・カメラ・アクション」というタイトルを提案したのは迫だという。映画の撮影現場に使われる掛け声をタイトルとし、3人は展覧会に寄せた文章のなかで、「今回は『ライツカメラアクション』展に向けて、照明を確認してカメラをセットしながら、あるいは太陽の下でふらつきながら、『ライツカメラアクション』と口ずさみつつ『どんな感じ』か、別々の場所で制作に取り組んでみたいと思う」とまとめている。