EXHIBITIONS

メルセデス・ベンツ アート・スコープ 2022-2024

EQ House × 久門剛史

メルセデス ミー 東京 「EQ House」
2022.09.17 - 09.25

キービジュアル

Courtesy of the Artist

Photo by Keizo Kioku

Photo by Keizo Kioku

Photo by Keizo Kioku

「メルセデス・ベンツ アート・スコープ」は、1991年より30年以上継続してきた文化・芸術支援活動。91年の開始時は日本人アーティストのアーティスト・イン・レジデンス(フランス・モンフランカンへの派遣)を実施し、2003年からは原美術館とのパートナーシップのもと、日独アーティストを東京とベルリンへ相互に派遣してきた。22年からは、多摩美術大学を新たなパートナーに迎え、次世代アーティストの育成と、多様なプログラムを通じたさらなる国際交流を支援していく。

 今回の「メルセデス・ベンツ アート・スコープ 2022-2024」は、その一環として、六本木アートナイト2022(9月17日~19日)の開催に合わせ、アーティストの久門剛史を迎えた展覧会を、メルセデス ミー 東京 「EQ House」を会場に開催する。

 久門は1981年京都府生まれ。2007年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。人の営みを構成する根源的な感性や唯一性/永遠性に関心を寄せ、音や光、プログラミング、彫刻、絵画、大規模なインスタレーションなど多様な手法でコンセプチュアルな作品を発表している。日本での近年の展覧会に、「らせんの練習」(豊田市美術館、2020)、「MAMプロジェクト025:久門剛史+アピチャッポン・ウィーラセタクン」(森美術館、東京、2018)などがある。

 コロナ禍により移動が制限された2022年1月、久門は六本木にある「EQ House」に一週間滞在し、自身のテーマである、人類の文明と自然環境とのバランスや関係、ロボット、コンピュータとの共存について模索していた。今回の展示では、その経験をもとに制作した新作インスタレーション作品を発表する。