ローランド・ハーゲンバーグ写真展「ニューヨーク フレンズ」

　イムラアートギャラリーは、ローランド・ハーゲンバーグの写真展「ニューヨーク フレンズ」を2部構成で開催する。

　オーストリアで生まれたハーゲンバーグは、写真家、ライターなどアーティストとして様々な顔を持つマルチメディアクリエイター。『VOGUE』『Architectural Digest』などに記事や写真を多数寄稿し、1980年代には多くのアーティストとコラボレートしたことでも知られる。現在は東京と京都に拠点に活動。最近では、ハーゲンバーグが撮影したバスキアのポートレイトがバービカン・センター（ロンドン）、森アートセンターギャラリーでの回顧展のメインビジュアルやカタログの表紙などに使用されている。

　本展では、バスキアやウォーホルを被写体とした写真をはじめ、ハーゲンバーグがニューヨーク時代にアーティストたちを撮影したポートレイト写真を紹介する。

　80年代ニューヨークのアートシーンを牽引したアーティストたちと親交を持ち、独自の感性からその自然な姿を記録したハーゲンバーグ。「アンディ・ウォーホルをインタビューしている時、ファインダー越しでしか見ることのできない、彼の刹那の表情に心を動かされたのをきっかけに、アーティストたちを撮り始めたのだ」と話している。