EXHIBITIONS
金村修「Sold Out Artist」
写真家・金村修の個展「Sold Out Artist」がCAVE-AYUMIGALLERYで開催されている。
金村は1964年東京都生まれ。1989年東京綜合写真専門学校在学中の92年にオランダの写真展「ロッテルダム・フォト・ビエンナーレ」に作品が選出される。翌年、東京綜合写真専門学校を卒業し、最初の個展を開催。95年、写真集『Crash landing』刊行。96年にはニューヨーク近代美術館「New Photography12」に、「世界に注目される6人の写真家」のなかのひとりとして選ばれたほか、東川町国際写真フェスティバル新人作家賞(1997)、土門拳賞(2000)、伊奈信男賞(2014)を受賞している。近年発表した写真集に『ECTOPLASM PROFILING』(2014)、『CONCRETE OCTOPUS』(2017)『Lead-palsy Terminal』(2021)ほか多数。
金村は近年、写真だけでなく、映像やコラージュ、アートブック、ドローイングなど様々なメディアを用い、枠にとらわれない創作の幅を広げている。本展では都市の風景で構成された4点の映像作品をギャラリー空間へと投影する映像インスタレーションを発表する。
高速で再生され幾重にも重なり合う都市の映像は、空間のなかで一体となり、ひとつの光景をとらえることは困難だ。それは都市の水面下で日々起こる、誕生、増殖、誘引、破壊の無限のサイクルであり、金村が「ショットは写された物を単純に再現しただけのものなのだろうか。観る人によって様々な解釈を施されるショットとは観客の記憶の構築物として存在しているのではないだろうか」と語るように、映像体験を通して鑑賞者自らのなかに鮮烈な都市のリアリティを喚起しようとしているようにも見て取れる。
また本展では新作のコラージュとドローイング作品も展示されている。
金村は1964年東京都生まれ。1989年東京綜合写真専門学校在学中の92年にオランダの写真展「ロッテルダム・フォト・ビエンナーレ」に作品が選出される。翌年、東京綜合写真専門学校を卒業し、最初の個展を開催。95年、写真集『Crash landing』刊行。96年にはニューヨーク近代美術館「New Photography12」に、「世界に注目される6人の写真家」のなかのひとりとして選ばれたほか、東川町国際写真フェスティバル新人作家賞(1997)、土門拳賞(2000)、伊奈信男賞(2014)を受賞している。近年発表した写真集に『ECTOPLASM PROFILING』(2014)、『CONCRETE OCTOPUS』(2017)『Lead-palsy Terminal』(2021)ほか多数。
金村は近年、写真だけでなく、映像やコラージュ、アートブック、ドローイングなど様々なメディアを用い、枠にとらわれない創作の幅を広げている。本展では都市の風景で構成された4点の映像作品をギャラリー空間へと投影する映像インスタレーションを発表する。
高速で再生され幾重にも重なり合う都市の映像は、空間のなかで一体となり、ひとつの光景をとらえることは困難だ。それは都市の水面下で日々起こる、誕生、増殖、誘引、破壊の無限のサイクルであり、金村が「ショットは写された物を単純に再現しただけのものなのだろうか。観る人によって様々な解釈を施されるショットとは観客の記憶の構築物として存在しているのではないだろうか」と語るように、映像体験を通して鑑賞者自らのなかに鮮烈な都市のリアリティを喚起しようとしているようにも見て取れる。
また本展では新作のコラージュとドローイング作品も展示されている。