EXHIBITIONS
第35回現代絵本作家原画展
戸川幸一郎 おもいコロコロつながって
東広島市立美術館では、「第35回現代絵本作家原画展 戸川幸一郎 おもいコロコロつながって」が開催されている。
戸川幸一郎(とがわ・こういちろう)は、野山や海に囲まれた自然豊かな広島県西部・江田島の地で、絵本・絵画・版画・陶芸など様々な手法を用いて、創作活動を続ける絵本造形作家。これまで、作家が人間らしさをもっともあらわしていると語る「こども」の表現をテーマに制作を続けてきた。
戸川は広島芸術専門学校に在学中、絵本の持つ自由な世界に触発され卒業制作では銅版画による絵本作品を発表していた。その後、背中に家を乗せた珍しい動物のキャラクター「イドウシキ」をきっかけに、不思議な世界が広がる『はじまりの部屋』(2005)や、戦後の広島で、戦災により住まいを失った人のために家を建てた米国人平和活動家フロイド・シュモー(1895〜2001)を紹介する『シュモーおじさん』(2016)などを手がけている。そのいっぽうで、2020年からは、遊びと暮らしが学びになる「と独楽舎(とこましゃ)」の運営にも携わっている。
本展では、戸川の卒業制作から『シュモーおじさん』までの絵本原画を中心に、フロイド・シュモーに関連する資料を交えて紹介。また、来場者と作家でつくりあげる参加型展示も行われる。
戸川幸一郎というひとりの人間を軸に、多様な表現方法や作品から派生してあらゆる方向へとつながり生まれる、自由で柔らかな遊び心あふれる世界観を楽しみたい。
戸川幸一郎(とがわ・こういちろう)は、野山や海に囲まれた自然豊かな広島県西部・江田島の地で、絵本・絵画・版画・陶芸など様々な手法を用いて、創作活動を続ける絵本造形作家。これまで、作家が人間らしさをもっともあらわしていると語る「こども」の表現をテーマに制作を続けてきた。
戸川は広島芸術専門学校に在学中、絵本の持つ自由な世界に触発され卒業制作では銅版画による絵本作品を発表していた。その後、背中に家を乗せた珍しい動物のキャラクター「イドウシキ」をきっかけに、不思議な世界が広がる『はじまりの部屋』(2005)や、戦後の広島で、戦災により住まいを失った人のために家を建てた米国人平和活動家フロイド・シュモー(1895〜2001)を紹介する『シュモーおじさん』(2016)などを手がけている。そのいっぽうで、2020年からは、遊びと暮らしが学びになる「と独楽舎(とこましゃ)」の運営にも携わっている。
本展では、戸川の卒業制作から『シュモーおじさん』までの絵本原画を中心に、フロイド・シュモーに関連する資料を交えて紹介。また、来場者と作家でつくりあげる参加型展示も行われる。
戸川幸一郎というひとりの人間を軸に、多様な表現方法や作品から派生してあらゆる方向へとつながり生まれる、自由で柔らかな遊び心あふれる世界観を楽しみたい。