かくれんぼーさがして。そして、

　茅ヶ崎市美術館では、展覧会「かくれんぼーさがして。そして、」が開催される。参加アーティストは、城田圭介、上田薫、丹阿弥丹波子、原良介、zmi、齋藤名穂。

　本展は「かくれんぼ」をキーワードに、写真と絵画を用いて観光写真から人々の存在を消した作風で知られる城田圭介をはじめ、近年新たに当館に収蔵された上田薫、丹阿弥丹波子、原良介の4人の作家の作品を紹介するとともに、音楽家・zmiの音により呼び起こされる風景を特別展示する。

　また本展では、夏休みを過ごす子供と大人に向けて、作品をやさしく紹介。作品のなかにある光の特徴、版画の技法、時間の感覚、音の連なりなど、美術から拡がる様々な学びにも目を向ける。

　そして同館は、建築家・デザイナーの齋藤名穂を招き、新たな試みとして特別プロジェクト「トラベリング・ミュージアム」をスタート。夏の展覧会会期中のリサーチを経て、「来られない人／来ない人」に向けた「トラベリング・ミュージアム」を、冬に完成させることを目指すという。