EXHIBITIONS
横山隆平 個展「HOLES and SCARS」
KANA KAWANISHI GALLERYは、写真家・横山隆平の個展「HOLES and SCARS」を開催する。
横山は1979年生まれ。「都市とは何か」を主題に据えながら、東京を主体にモノクロフィルムによる都市写真を発表してきた。2020年から継続する「WALL」シリーズでは、ライフワークとして撮り溜めてきた、数千枚に及ぶ渋谷に描かれたグラフィティのアーカイブ写真を、流転する都市風景の在り様を起点に着想した独自の制作方法で新たな都市風景写真をつくり出し、国内外で評価を高めた。
本展では、横山の代表作「WALL」と、新シリーズ「STUFF」を組み合わせることで、都市の姿をさらに立体的に提示する。
横山は、路上に転がる様々なモノを撮影した一連の写真をプリントとして出力したのち、野ざらしにされた街の景色のように、あるいは長い間愛された古着のように、凝縮された風化というプロセスを経ることで、独自のストリート写真を完成させている。そして真新しい新品にばかり価値を置く現代社会の大量生産・大量消費の概念から一線を画すべく、被写体のセレクトからプリント制作過程の一つひとつまでを慈しみながら、時間経過や風化の様相にこそ真価があることを示唆することで、新たな都市の姿として集約させている。
国内外での評価をますます高める横山の、KANA KAWANISHI GALLERYにおける初個展に注目してほしい。
横山は1979年生まれ。「都市とは何か」を主題に据えながら、東京を主体にモノクロフィルムによる都市写真を発表してきた。2020年から継続する「WALL」シリーズでは、ライフワークとして撮り溜めてきた、数千枚に及ぶ渋谷に描かれたグラフィティのアーカイブ写真を、流転する都市風景の在り様を起点に着想した独自の制作方法で新たな都市風景写真をつくり出し、国内外で評価を高めた。
本展では、横山の代表作「WALL」と、新シリーズ「STUFF」を組み合わせることで、都市の姿をさらに立体的に提示する。
横山は、路上に転がる様々なモノを撮影した一連の写真をプリントとして出力したのち、野ざらしにされた街の景色のように、あるいは長い間愛された古着のように、凝縮された風化というプロセスを経ることで、独自のストリート写真を完成させている。そして真新しい新品にばかり価値を置く現代社会の大量生産・大量消費の概念から一線を画すべく、被写体のセレクトからプリント制作過程の一つひとつまでを慈しみながら、時間経過や風化の様相にこそ真価があることを示唆することで、新たな都市の姿として集約させている。
国内外での評価をますます高める横山の、KANA KAWANISHI GALLERYにおける初個展に注目してほしい。