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山川冬樹

Fuyuki Yamakawa

 山川冬樹は1973年ロンドン生まれ。自らの声や身体をプラットフォームに、音楽、美術、舞台芸術の境界線を横断するパフォーマンスを展開。心臓の鼓動や頭蓋骨の響きといった、身体内部で起きる微細な活動を、テクノロジーによって音と光として空間に還元。主な作品に、ニュースキャスターであった父親が生前に遺した音声や映像をもとに再構成した、声や記憶をテーマにしたインスタレーション作品《The Voice-over》(2008)がある。また、南シベリアの伝統歌唱「ホーメイ」の名手としても知られる。これまで参加した主な展覧会に「3・11とアーティスト:進行形の記録」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2012)、札幌国際芸術祭2014(札幌駅前通地下歩行空間[チ・カ・ホ])、「開館20周年記念MOTコレクション特別企画 コレクション・ビカミング」(東京都現代美術館、2015)など。