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今西真也

Shinya Imanishi

photo by Hanako Kimura

 今西真也は1990年奈良県生まれ。2015年京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻ペインティング領域修了。キャンバスに油絵具を塗り重ね、その絵具を掘り返すかのように筆致の跡を残しながら筆を入れていく技法を使い絵画を制作する。モチーフは多岐に渡り、廃墟やジェンガを描いた「structure object」、稲妻を描いた「INAZUMA」、蝋燭や炎を描いた「Light」など、また光をテーマにした「moonlight」、空間をテーマにした「Glimmering」といった抽象画面のシリーズに加え、クラッカーを実際に使い画面にその痕跡を残した「Holiday cracker」シリーズへと展開をしている。視点と距離、素材とイメージとの関係性や、「見えるものと見えないもの」を探りながら、共通認識のあいまいさや不確かさを絵画で提示している。主な展覧会に「young okazaki vol.2」(MtK Contemporary Art、京都、2022)、個展「かー ーか かー」(nca | nichido contemporary art、東京、2021)など。シェル美術賞2020グランプリ、Kyoto Art Tomorrow 2019 ‐京都府新鋭選抜展大賞受賞。