ARTISTS

飯沼英樹

Hideki Iinuma

 飯沼英樹は1975年長野県生まれ。2002年愛知県立芸術大学大学院卒修了後、ナント国立美術大学に入学し、06年までヨーロッパ各地を拠点に活動する。帰国後は、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013」(兵庫)、「LUMINE meets ART AWARD 2015」への参加や、16年には美術館個展「戦ウ女神タチ」(松本市美術館)を開催。現代を生きる女性たちからインスピレーションを受けた木彫作品を発表している。彫刻は木肌が見えるほどのラフな外形を持ち、しばしば街中や自然など実際の社会を背景に撮影するなど、現代の女性たちのリアルな「いま」を感じられる作風が特徴。流行のファッションに身を包む女性たちの葛藤や強さ、美しさを表現している。近年の個展に、「デジタルに変換されたはずの彼女がまさかの天然木変換」(キャノンデジタルハウス銀座、東京、2019)、「New works」(マリアン・クラマー・プロジェクツ、アムステルダム、2018)、「東京楽園」(SNOW Contemporary、東京、2018)など。