ARTISTS

井田大介

Daisuke Ida

 井田大介は1987年鳥取県生まれ。2015年に東京藝術大学大学院美術研究科、16年にMADアーティストプラクティスを修了。インターネット上にある画像をもとに作成した3Dデータを用いて、彫刻や映像作品を制作。貧富の格差や過度な生産性の重視などをテーマに扱い、社会システムの歪みやジレンマを視覚化することを試みている。富士の山ビエンナーレ2016で発表した映像インスタレーション《paper wheels》では、インターネット登場以降の製糸業を題材に、グローバル化が地域産業に与えた影響を表現。18年の個展「Photo sculpture」(3331 アーツ千代田、東京)では、美術評論家のロザリンド・クラウスや、思想家のボードリヤールを言説を引用しつつ、インターネット登場以降の彫刻表現やSNS・複製技術時代のアウラについて、またオリジナルとコピー、イメージとリアリズムなどの問題を考察した。近年参加したグループ展に、「継ぎ接ぎ展」(TEZUKAYAMA GALLERY、大阪、2019)、「ラブラブショー2」(青森県立美術館、2017)、「第19回岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館、神奈川、2016)、「カオス*ラウンジ新芸術祭2016 市街劇『地獄の門』」(いわき市内、福島、2016)など。