ARTISTS

ニブロール

Nibroll

 ニブロールは1997年設立のダンスカンパニー。振付家・矢内原美邦を中心に、映像作家・高橋啓祐、音楽家・SKANK(スカンク)など様々な分野で活動するアーティストが集まり舞台作品を制作、発表。舞台のみならず、美術館・野外でのパフォーマンスのほか、「off-Nibroll」として映像作品を発表するなど身体表現の可能性を追究している。国内にとどまらずアメリカ、ヨーロッパ、アジアに進出。2009年、結成10周年を記念して制作した《Romeo OR Juliet》(2008)が日本ダンスフォーラム賞大賞を受賞。これまでの作品に、東日本大震災を経て2012年に、生と死、記憶と現実、いま見ていること、過去に見たことなど、揺れ動く2つの世界を描いた『see/saw』や、瀬戸内国際芸術祭2016「犬島パフォーミングアーツプログラム」の参加作品であり、瀬戸内海に位置する犬島の歴史や文化のリサーチを経て、島のシンボルである犬島精錬所美術館を背景とした《世界は縮んでしまってある事実だけが残る》(2016)など。