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石川直樹
Naoki Ishikawa
石川直樹は1977年東京都生まれ。世界各地の辺境から都市までを活動領域に、自身が関心を寄せる人類学や民俗学などの視点を取り入れながら撮影を行う。22歳で北極から南極までを人力で踏破。23歳で七大陸最高峰の登頂に成功した。各地に残る先史時代の壁画を訪ね歩いた写真集『NEW DIMENSION』(赤々舎、2007)、北極圏の大自然とそこに生きる人々と向き合った『POLAR』(リトルモア、2007)で日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞を、『CORONA』(青土社、2010)で土門拳賞を受賞。そのほか、ヒマラヤの8000メートル峰に焦点を当てたシリーズ『Ama Dablam』(SLANT、2019)など写真集を多数発表している。初の著書『最後の冒険家』(集英社、2008)が開高健ノンフィクション賞に選ばれ、続いて2作目のエッセイ『極北へ』(毎日新聞出版、2018)を刊行。2018年よりスーパーラボ、BEAMS JAPANと共同で、20年の東京オリンピックまでに47都道府県それぞれの写真集を刊行するプロジェクト「日本列島」に挑戦している。16〜19年にかけて個展「石川直樹 この星の光の地図を写す」が水戸芸術館現代美術ギャラリー、東京オペラシティ アートギャラリーほか6館を巡回。