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多田圭佑

Keisuke Tada

 多田圭佑は1986年愛知県名古屋市生まれ。愛知県立芸術大学美術研究科大学院博士前期課程修了後、現在は茨城県の共同スタジオ航大を拠点に活動。画面上に見られる木材、釘など、すべての構成物を絵画素材で作成し、それらをエイジングしていく過程のなかで抽象絵画をつくり上げる「trace / wood」シリーズや、モチーフおよび絵画表面のひび割れや剥落した絵具によって、ヨーロッパの古典絵画のような質感、それに伴う虚構時間の気配を醸し出す「残欠の絵画」シリーズなどの作品を展開し、鑑賞者に対して目に映るものへの疑問を投げかける。 主な展覧会に、「エデンの東」(MAHO KUBOTA GALLERY、東京、2018)、「BORDER」(CAPSULE、東京、2018)、「forge」(MAHO KUBOTA GALLERY、東京、2017)、「AKZIDENZ(アクチデンツ)」(キュレーション:Sprout Curation、青山目黒、2016)、「EXISTENCE」(JIKKA、東京、2015)など。