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鹿野震一郎

Shinichiro Kano

 鹿野震一郎は1982年東京都生まれ。2007年名古屋造形芸術大学芸術学部美術科洋画コース卒業。2006〜07年にドイツ・バウハウス大学に留学。サイコロ、トランプ、フィギュアといった幼少期から身近にあったものを繰り返し描き続け、空間性のある絵画作品を手がける。作品は壁に立てかける、あらゆる場所に置くなどインスタレーションとして発表。また新旧の絵画を並置する、前回の展示の痕跡を残すなどし、展示の仕方や作品の組み合わせによって、作品の見え方を変化させる試みも行っている。

 近年の個展に、「5 days for a flash(year-end)」(Satoko Oe Contemporary、東京、2018)、「Jump Over the Flagpole」(switch point、東京、2018)。グループ展に、「不可視なものの重ね描き(パランプセスト)-ポーカーフェイス/3/アフターイメージ-」(アートラボあいち、2018)、「絵画の輪郭」(シュウゴアーツ、東京、2014)、「絵画の在りか」(東京オペラシティ アートギャラリー、2014)、「Mono No Aware. Beauty of Things.Japanese Contemporary Art」(エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルグ、2013)、「VOCA展 2013」(上野の森美術館、東京)などがある。