ARTISTS
宮永春香
Haruka Miyanaga
宮永春香は1980年石川県生まれ。石川・金沢を拠点に活動する陶芸家、金沢美術工芸大学の工芸科准教授。同大学院で博士号(芸術)を取得。紙紐を編んで形成した土台に泥漿を施し、焼成によって内部の紙紐を燃焼させることで、複雑な中空構造をもつ磁器作品を制作している。「陶器の本質は中空である」というコンセプトをもとに、見えない内部構造や、素材との対話から生まれる「かたち」を探求している。代表的なシリーズに、燃え尽きる紙紐を軸に、生と死の往還をテーマとした「Cycle of life」、編むという行為を「祈り」になぞらえた「FEITICO(フェティシェ)」、編み込まれた構造が広がり、重なり合う様子を表現した「Knot grove(ノット・グローブ)」などがある。主な展示に、「現代美術の発見IV 宮永春香:陶の表象 ―虚(そら)と骨からFEITICO(フェティシェ)まで―」(愛知県美術館、2009)、「白陶:やわらかく編む」(LIXIL ギャラリー 1 & 2、東京、2008)など。
