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新宅加奈子
Kanako Shintaku
新宅加奈子は1994年大分県生まれ。2017年に京都造形芸術大学美術工芸学科総合造形コースを、19年に同大学修士課程芸術科芸術専攻総合造形領域を卒業。全身に絵具をまとい、写真作品やパフォーマンスを通して表現する。絵具をまとうことは作家にとって「いまここにいる」という生の実感を得るための行為であり、皮膚の表面で変化していく絵具は、自身が身体をもつ人間であることからも解放し、私という自己の感覚を拡張させる。近年では、「ヨコハマトリエンナーレ2020『AFTERGLOW―光の破片をつかまえる』」に参加し、パフォーマンス《I’m still alive》を発表。受賞歴に、「IAG AWARD 2020」奨励賞、「京都府新鋭選抜展」NHK放送局賞受賞(2020)、「アートアワードトーキョー 丸の内 2019」オーディエンス賞などがある。