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江口綾音

Ayane Eguchi

 江口綾音は1985年北海道生まれ。2011年に金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科修士課程油画コースを修了し、「KANABIクリエイティブ賞2010」修了制作の部で審査員(三潴末雄)特別賞を受賞。「矛盾と相反するもの」をテーマに、世界に存在する愛らしいものと不気味なもので構築した、ぬいぐるみや動物のいる空想世界のような絵画を描いている。19年にはインドネシア・ジョグジャカルタに滞在。イスラム教の祭事などから着想を得て、南国の植物や海の生物、サンゴ、ジョグジャカルタの街中に描かれていたグラフィティをモチーフとした絵画や立体作品を制作する。金沢市で活動した後、現在は東京在住。近年の主な個展に、「Viscera of the Vast Land」(六本木ヒルズA/Dギャラリー、2020)、「Ode to wonderland」(Mizuma Gallery、シンガポール、2018)、「ふかしの王国」(ミヅマ・アクション、東京、2013)、「フワ・モコ・サラサ・ラ」(トーキョーワンダーサイト本郷、2011)など。また、インドネシア、アメリカ、シンガポールほか国外のグループ展にも参加している。