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金子國義

Kuniyoshi Kaneko

 金子國義は1936年埼玉県生まれ。日大芸術学部在学中に舞台美術家の長坂元弘に師事。64年より独学で油絵を描き始め、翌年に澁澤龍彦と出会って『O嬢の物語』の装幀と挿絵を担当する。67年に個展「花咲く乙女たち」(青木画廊)で画壇デビュー。絵画のみならず、着物デザイン、写真など多岐にわたる活動は晩年も衰えることなく、十八代目中村勘三郎襲名に続き、六代目中村勘九郎襲名披露の口上の美術を手がけた。2015年没。